日の丸保育園について

日の丸保育園について

日の丸保育園の想い

都会の中にあっても、ここには子どもたちと保育士を丸ごと包み込んでくれる恵まれた自然環境があり、四季折々の変化を見せてくれます。森は泣いた顔、怒った顔、困った顔、どんな顔も一歩踏み入れると、みんな笑顔になる不思議なオアシスで保育室の一つのように使っています。
日々木々を揺さぶり、森の中を風が抜けていく環境は、心身の健やかな育ちを応援し、人としての土台を作り上げていきます。やがて将来、ひとりひとりが質の高い生き方へとつながっていくと信じ、大事な保育を担っていきます。

自ら遊びを見つける元気な子

自然に恵まれた環境の中で様々なことに挑戦し最後までやり遂げる強い心と、自ら遊びを見つけ楽しめる、いきいきとした創造力豊かな子供たちを育てます。
そして開拓者のように自ら未来を切り拓いていける子になってほしいと願っています。

子育てのパートナーとして

子どもたちの健やかな育ちを支えるためには、保育園と保護者がお互いに親しみを持ち、信頼を深めていくことが何よりも大切と考えています。
子どもの様子を伝え合い、「共通の子育て観」が持てるようにしています。

地域から愛される保育園であるために

私たちは地域の一員として自覚を持ち、「開かれた保育園」でありたいと願っています。
笑顔あふれる親しみやすい雰囲気づくりを目指し、日頃から地域の皆さんとの交流を心掛けています。

みんなで暮らす保育園

毎日の生活の中で子供たちの成長を感じ、子どもの喜びの瞬間をタイムリーに受けとめる保育士として、「子どもたちと向き合い、心から共感できる保育士でありたい」そのことが私たちの宿命と考えています。
当園はクラスの垣根を越え、情報を共有し支え合いみんなで暮らす保育園です。

保育の方針

むかしから”三つ児の魂百まで”といわれています。
私たちは、幼い心をだいじに育てていきたいという思いでいっぱいです。しかし、人を育てるというこの道はまことに険しいものです。
先人のたくましい意志をうけつぐ保育園でありたい。
子どもたちの頭上には、輝く太陽と、やすらぎの緑、いつもあれ!という願いをこめて…

  • 緑と太陽の自然のなかで育つ、心もからだも健康な子ども
  • 原始林開拓にいどんだ先人のように、靭(つよ)く粘りある子ども
  • 集団生活のなかで、きまりを身につける子ども
  • 誰とでも仲よくできる、思いやりのある子ども
  • 自分で考え、自分でしようとする子ども

日の丸保育園の
これまでの歩み

昭和28年、敗戦後の傷心も深く、生活は苦しく、大変な時代のことです。
農家では、農繁期はとにかく忙しく子どもの世話もできずに困っていたのです。
そのとき、宮川新太郎さんをはじめ、この地域の耕作者の方々が、兵隊さんの建物をなんとか譲り受け、神社の土地を借りて始めたのが、栄町簡易保育所でした。
畑のそばの保育所に子どもを預けて、お母さんたちは安心して畑で働き、この大変な時代を乗り越えてくることができました。

そして、今から40年前の昭和47年。
園舎の老朽化や、保育の充実を踏まえて、認可保育園として日の丸保育園がうまれるのです。
日の丸保育園を建てるにあたり、札幌市からの指定は神社の裏側の場所でした。
しかし、新しい保育園は、原始林のそばでありたいという想いがありました。
古い森、発展した町、農場。かつての歴史が見えるこの場所で、地域をやがて支えるたくましい子どもたちを育てよう、と思ったのです。
地主である古瀬トキさんのご好意で、畑の真ん中に園舎が建ちました。この場所で子どもたちが元気に遊び、育っていく保育園を理想に作ることができました。

  • 概要
  • 沿革
園名
日の丸保育園
設置主体
社会福祉法人 日の丸保育園
所在地
〒007-0840 北海道札幌市東区北40条東9丁目3-15
連絡先
011-751-0409
園長
西川 重輝
園児定員数
120名
受入児童
生後5カ月から就学前までの乳幼児
開園年月日
昭和47年10月1日
1972年(昭和47年)
開園
1976年(昭和51年)
5周年記念式典
1981年(昭和56年)
10周年記念ビデオ
1991年(平成3年)
卒園児700名突破!
2001年(平成13年)
乳児併設園へ
新園舎落成!
2003年(平成15年)
延長保育開始

こうした歴史を経て今があります。
しかし、今も変わらない原始林といつも
あたたかな地域の方々と
常に一生懸命に頑張る職員、お父さんお母さんの愛。
そしていつの時代もあたたかく支えてくれる園の守り手は
地域の皆さんでした。

これからもまた心あらたに、
地域のシンボルとして
輝く太陽、やすらぎの緑のそばに
子どもたちの元気な声が絶えることなく響くように
変わらぬ想いで日の丸保育園の歴史を
重ねていきたいと願っています。